プロフィール
Afia
大学卒業後、一般企業へ入社。
退職し、ボランティアとしてアフリカに2年間滞在。
帰国後、前職へ復帰。
2012年から現在、ミャンマー・ヤンゴンに駐在。

東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ各国での滞在・訪問を通じて培った経験を元に、
ここミャンマーでの日々の想いを、率直にお届けします。
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2013年04月09日

ヤンゴン生活7ヶ月目で思うこと。

本日は徒然なるままに書きます。

日本は先週から新年度。
こちらミャンマーでは、今日本でいう所の年末です。
今年は4/12-21までがミャンマーのお正月休みです。
前半は水かけ祭りで、なんだか水のかけあいですごいらしいです。

正月前とはいえ、日本の師走のような慌ただしさがあるわけではなく、
それどころか、先立ってすでに長期休みに入っているミャンマー人が多いですね。
すっかり休みモード突入といった感じです。

私も休み中はリフレッシュしたいと思っています。

というのも、ここ最近はどうにも行き詰まる。
滞在8ヶ月目にして、第一の壁がやってきました。

ミャンマーに滞在されている日本人の方々、
皆それぞれ、ミャンマー特有の事情に苦労されているのだと思います。
苦労していない方などいないのではないでしょうか。

こんな台詞、場所も時も問わず言われていることなので、
人間、皆多少なりとも苦労や困難を抱えながら過ごすことが当たり前でしょう。

しかし日本人は、世界の中で最も恵まれた人口の数パーセントを占めている存在なのに、
大半の人は外の事情を(知らないから)お構いなしに、
自分はこんなに大変なんだと騒いでいる。
きれーな水の中にいる、井の中の蛙。

しかし、ほんとのところは、
「日本人だから恵まれているのだ」と、
他人と貧富や苦労の大小を比べるのではなく、
いかに目の前の状況や環境に自分自身が真っ正面から立ち向かい、
先が見えなくとも諦めず、
納得のいく態度で日々過ごしているか、
そんなことが重要なのではないかと思うのです。
(これは自分に言い聞かせていることです。)

そうであれば、日本人とミャンマー人がどちらが裕福かなんという
議論は起こらないでしょう。
一人当たりのGDP$800だろうが、東南アジア最貧国2位と言われようが、
豊かな心を持っていればそのミャンマー人は幸せだし、
経済大国3位の国民でも、せわしい日々で心の豊かさを忘れてしまえば
世界で最も貧しい心を持つ人間になることができるのではないでしょうか。

ミャンマーは豊かな心を持つ人が多い国だと思います。
私見ですけど、欧州がアフリカ諸国に対して行った植民地や奴隷貿易から始まる
歴史的な関係による、潜在意識への刷り込み。恐ろしいです。

驚くほどに多くのアフリカンが、
僕らは貧しくて、お金がなくて、
援助がなければたちあがれないんだ。
だから白人は助けてくれて当たり前だろって。
このような考えが物心付く前から刷り込まれているので、
当然のように口にします。
自立しようにも術がありません。
Help me.
Give me a money.
外国人を見れば挨拶のようにかわされたりします。

もちろん全てのアフリカ諸国で同じではないし、
アフリカンでも、そこらの日本人よりよっぽど自立心旺盛な人もいるので
例外があるのは当然ですが、大多数は上述の通りです。
それほど刷り込まれているんだと思います。

その点、ミャンマーは欧米諸国からの刷り込みがまだないので、
独自の思想や文化を未だ保っているのだと思うのです。
こうした点も、昔の日本と似ていると言われる所以でしょうか。
日本も世界から見ればまだまだユニークでしょうから。
そして、仏教への信仰心の深さは、やはり人々の心を豊かにしていると思います。

全ては自分の心の持ち次第。
これに気付けるだけでも、
やはり自分は恵まれた環境にいると思うのですが、
比較するのは過去の自分だけにして、今の自分をもっと突破していきたいなと思います。

徒然なるままに書いたら、
話しは色々飛びましたが、
8ヶ月目投入にあたっての振り返りとします。  


Posted by Afia at 03:06Comments(3)生活全般