プロフィール
Afia
大学卒業後、一般企業へ入社。
退職し、ボランティアとしてアフリカに2年間滞在。
帰国後、前職へ復帰。
2012年から現在、ミャンマー・ヤンゴンに駐在。

東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ各国での滞在・訪問を通じて培った経験を元に、
ここミャンマーでの日々の想いを、率直にお届けします。
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2015年01月26日

ヤンゴン異業種交流会・ミャンマーの税務

一カ月に一度、定期的に開催されている異業種交流会。

先日、約一年ぶり、二度目の参加をしました。

人数は30名限定。

企業の駐在員の方から、起業されている方まで
様々な方が参加されています。

女性は、やはりまだまだ少ないですね。



今月のテーマは、「ミャンマーの税務」について。
現地で会計事務所を起業された、日本人会計士の方のお話です。
(お若い女性です!)

未整備、未開発、実態が掴みづらい、ミャンマーの税務。
会計士として携わる方も、
その実情に大きな苦労をされているようでした。


中でも面白いと思ったトピックが、
「看板税」。

その名の通り、自社の看板を出すと、税金の支払い義務があるのです。

街中に出す場合はもちろん、
自社内の土地であっても、対象になるそうです。

通常、ヤンゴンの土地は
YCDC (Yangon City Development Committee)
と呼ばれるヤンゴン市局によって所有されています。
よって公共の土地へ看板や広告を出す場合は、YCDCからの許可が必要です。
そしてYCDCへの支払い義務があります。

会社内のエリア内であれば、
その会社のオーナーが支払い義務を持つそうです。


税率は、外資と内資で異なり、
外資の方がもちろん税率が高いのですが、
その内容が、ミャンマー語でミャンマー人向けになると
税率が少々低くなるようです。




税に対する意識、
こればかりは想像以上に私たちとの意識の差があると思います。

国民、企業が税を国に納める。
納めた税金によって、国の財源が賄われる。

日本人からすれば当り前の感覚ですが、
ここでは異なります。

国の税金の用途が不明瞭のため、
企業が正しく申告しないのは当たり前。
国に納めても、納まるのは軍人のふところ。
ならば、パゴダ(寺)に寄付した方がまし。

ミャンマー人の寄付に対する意識の高さは世界一だそうですが、
税の支払いに対する意識は、世界の底辺に近いかもしれません。



税制度の整備と納税は、
国が抱える大きな課題のうちの一つだと思いますが、
外貨ばかりに頼らず、自国で繁栄できる国になってほしい、
そう願います。




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Posted by Afia at 12:37│Comments(0)ビジネス
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