プロフィール
Afia
大学卒業後、一般企業へ入社。
退職し、ボランティアとしてアフリカに2年間滞在。
帰国後、前職へ復帰。
2012年から現在、ミャンマー・ヤンゴンに駐在。

東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ各国での滞在・訪問を通じて培った経験を元に、
ここミャンマーでの日々の想いを、率直にお届けします。
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2013年05月12日

物事を推進するということ

本日は、過去の体験の振り返りを記します。
ミャンマーネタメインではありません。



未熟だけど、これまでの経験を振り返ってみると、
うまくいったことと、いかなかったこと。
また、それまでうまくいかなかったことがグイグイ軌道に乗り始めた転機など。
僅かながらそのような経験があります。

今は軌道にのっていません。
また、推進力も足りません。

では、何が要因となっているのか。
ガーナでのボランティア経験を、
今後のミャンマーでの事業推進のために振り返ります。



任期は丸2年。
帰国時には、赴任当初思いもしていなかった方向で、活動が軌道に乗り、協力者とも出会い、現地人に引き継ぎ、国際協力の世界で重要視されている「持続可能な」状態を
多少なりとも作り出し、その土地を去りました。

これを小さな成功と呼ぶに値するなら、
何が要因だったのか?

その一つは、「人間関係の構築」でした。

知り合いは皆無の見知らぬ土地。
言葉は通じない。
自分は異なる肌の色をした異国人。

そのような環境に、若い輩がアフリカの農村に突如飛び込んでいったのです。

この状況は予めわかっていたので、元々、最初の1年間は人間関係を作る期間にしようと決めていました。

現地語を積極的に覚え、ことあるごとに使い、
同じ食事を摂り、現地の習慣を習い、尊重する。
どこまで日本のスタイルを維持すべきか、
そんなことと葛藤しながらも、
なるべく郷に入り従うことを強く意識していました。

担当エリアの村落には頻繁に通いました。
最初の一年間で出来たことは、お喋りと調査だけでした。
ワークショップなど無理矢理開いたこともありましたが、
一度きりの無意味なものでした。

それが、2年目が差し迫る頃、状況が突如好転し始めました。
その転機となった要因とは...。



ー「真摯な姿勢を見せること」ー

幸いにも、同年代の日本人同期と同居生活をしていたので、
日々の活動についてしょっちゅう語り明かしていました。
ある日その彼女から、その後の活動において重要な好機となるローカル石けんを紹介してもらいました。

そもそも最終的に形となった私のボランティア活動の一つは、
このローカル石けん作りでした。

村落地域の女性住民グループによる、
地元の素材のみを使った天然素材石けん。
販売チャネルを地元と首都に開拓し、
生産は村落住民、卸しや生産・販売管理を地元NGOに引き継ぎました。

このローカル石けん、
お肌への効果がとてもよく、
私自身とても気に入り、愛用していました。

まず、ここに大きな答えがあると思っています。
「扱うモノにどれだけ熱意好があるか。」

この石けん、ガーナの特産であるカカオ、その灰と、アフリカでよく使われているパームオイル、この二つのみから出来ているのです。
市販の石けんが薬品や着色料を使用しているなか、ローコストで、村落住民にとっても手軽に入手可能な材料で、しかも、昔から地元民に使われているという伝統もあります。
ここにいたく惹かれました。

しかもそれだけでなく、
泡立ちがよく、洗浄力抜群。
モノとしも自分自身が大のファンでした。

だからこそ、この素敵なローカル石けんを、自分が持つコネクションを活かし、付加価値をつけて、商品の良さを人々に広めたかったのです。
存在を知らない人々に広めて、モノの良さを知ってもらいたかったのです。

生産者である女性グループの彼女達にとって、
ローカル石けんの生産は、最初半ば強引だったかもしれません。
ただ、そこに石けんに対する自分の熱い気持ちがあったので、
ローカル石けんを作ることを受け入れてくれたと思うのです。

ローカル石けんを紹介した当時は、
すでに1年間ほど村落に通いつめ、
現地語で日常会話も出来るほどになり、
それなりの人間関係というものを構築していました。
村の人々には可愛がってもらっていました。

こうした人間関係の基盤があった上に自分の熱意が加わったので、女性グループによる石けん作りがうまく動き出したのだと思います。

さらに、うまく行っている時は、
さらなる良い事を呼び寄せるもので、
販売チャネルが見つかったりと、他の機会にも恵まれました。



さて、ここまで振り返ってみて、
今の自分には何が足りないのか。
一つは、真摯な熱意の不足であると思っています。

当時の強引さは、人間関係が構築された上での押しでした。
そして強引さにもそこにはひたむきな熱意と真摯さがありました。
傲慢ですが、村落住民の生活の助けに何ができるか
ということを考えていました。

しかし今はというと。
まだ十分な人間関係が構築されていない人々に、
相手にモノの魅力も納得してもらっていない状況で、
早く売りたいという説得と押し。

相手のため<自分の利益。
一番不足しているのはここでしょう。
相手に対して、どんな便利なサービスやハッピーを提供できるか。
この真摯さが大きく欠けているのだと思います。

今の自分にはスキルを磨く事も大事ですが、
それは経験で補える部分でもあるので、
それに併せてやはり、真摯さや熱意という心得を備えることが
より重要なのだと思います。


どこの国だろうが、何を扱っていようが、
人が動く理由というのは万国共通なのでしょう。

国際協力=途上国の人のため
ビジネス=会社の利益を生むため

もしかしたら自分はこのような表面的な先入観を
無意識に持っていたのかもしれません。

国際協力だろうが、ビジネスだろうが、
何かを創造する過程において、真摯な心得を基盤に持つ事が、
どこの世界でも物事を推進してくために必要なことなのだと思います。



当時の熱意を今一度思い出し、
ミャンマーで活かせる形に応用して、
この振り返りを今後の糧とします。
がんばれ自分!!!!



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この記事へのコメント
ブログ読まさせていただきました。

同じくミャンマーに駐在しているものです。
仕事に関する考え方だったり、ミャンマーの方々との向き合い姿勢に共感しましたのでコメントさせていただきます。

ローカルの方々への真摯な態度は、人種や国籍という壁を壊すための唯一であり最高の手段だと思います。

おたがいにミャンマー生活頑張りましょう!!


あと、もしよろしければ私のブログにリンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか?
Posted by ogya at 2013年05月12日 23:31
コメントありがとうございます。

ogyaさんのブログも拝見しました!
私のブログでよろしければ、リンク貼っていただいて結構です^^
Posted by AfiaAfia at 2013年05月12日 23:51
さっそく追加させていただきました!

ありがとうございます!
Posted by ogya at 2013年05月13日 01:15
ogyaさんのブログも拝見しました!
私のブログでよろしければ、リンク貼っていただいて結構です^^
Posted by エルメスバッグレプリカ at 2013年06月25日 11:56
同じくミャンマーに駐在しているものです。
仕事に関する考え方だったり、ミャンマーの方々との向き合い姿勢に共感しましたのでコメントさせていただきます。
Posted by ロレックススーパーコピー at 2013年06月27日 16:20
熱くはないが手の上で炎が上がるのは奇妙だ。消えるのを待つかのように、「はい、塩。
Posted by スーパーコピー時計 at 2013年06月27日 17:19
通りに、または静かなカフェ、またはカクテルパーティーへのアクセスであるかどうか、最初にダウンして他人の注目を集めることができます。
Posted by 時計スーパーコピー at 2013年07月09日 16:32
熱くはないが手の上で炎が上がるのは奇妙だ。消えるのを待つかのように、「はい、塩。
Posted by スーパーコピー at 2013年07月12日 11:15
通りに、または静かなカフェ、またはカクテルパーティーへのアクセスであるかどうか、最初にダウンして他人の注目を集めることができます。
Posted by スーパーコピー at 2013年07月24日 12:51
平成24年2月 ダイエー岩見沢店 1階にオープンしました 時計専門店です。 時計の販売だけでなく、オーバーホール(分解掃除)・電池交換・バンド交換など、時計に関する ...時計は、ほとんどの場合、買い取ってもらえます。 ただ、電池が切れたりして止まっているものは、 買い取り不可能というお店も時々あります。 状態がしっかりと確認できない ...
Posted by ブランドスーパーコピー at 2013年08月27日 10:43
“ハと瓦が刺し縫いする”(Havanna)のシリーズはめでたく刺し縫いして1993年にキューバのタバコの工業界の1人のビット操作の特許の問題の弁護士の告訴を受ける、“ハと瓦が刺し縫いする”がどうしても“巴sa馬”(Pana-ma)と改名しなければならないため市場の処女作,を投じるのです。このシリーズは腕時計の美学の美感を発揮して極致に着いて、そして朝今なお依然として所有する同類の商品の中の極めて優秀な人。今年は“の巴sa馬’のシリーズの18歳の誕生で、はこのシリーズのために“熟している”にも始まりました。
Posted by パネライスーパーコピー at 2013年08月31日 15:58
グッチの時計は、素材も実にさまざまに扱われていて、使われている素材によって価格も変わります グッチをそろえるなら,素材や価格と相談しながら,その時々にふさわしい ...
Posted by ブランドスーパーコピー at 2013年09月04日 17:37
Word of the input prohibition is included
リアされま
Posted by モンクレール ブログ at 2013年09月16日 19:30
大雪で落ちるその地域のジャケットに置くことができます。
Posted by モンクレール新作アウトレット at 2013年09月27日 16:35
時計ブランドに採用され、素晴らしい安定感を誇っています。 時計通の中には、数少ない ... の時計をお探しでしたら、. こういう視点で見てもおもしろいかもしれません。 ... 巻」に以降していきます。 写真は当時の、レーシンググローブを腕に、時計を着用している.
Posted by パネライコピー at 2013年10月11日 15:40
州では14世紀以来の歴史を持つ古い自動演奏装置 .... ルゴールと時計の歴史及び技術を目の当たりにで. きるほか、 .... イツなど各国、各地に博物館が多数あって、大切.
Posted by コピーブランド at 2013年10月17日 11:54
ブログ読まさせていただきました。

同じくミャンマーに駐在しているものです。
仕事に関する考え方だったり、ミャンマーの方々との向き合い姿勢に共感しましたのでコメントさせていただきます。
Posted by モンクレールコート at 2014年11月04日 19:25
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